年寄りの気持ちなんて誰にも分からん!
自分で解決するさ
高齢化社会なんだから
みんなも同じなんじゃないかな?
高齢者には共通のお悩みがあります
理由や気持ちを踏まえた上で
自分にあった解決法を探しましょう
高齢者のお悩み①食事の支度がおっくう
高齢者と言っても60代〜90代まで
年齢も体力も様々ですが
どの年代にも共通なのが食事の悩みです
夫が定年退職してから
毎食用意するのが苦痛(60代女性)
一人暮らし分に少量作るのは
難しい(80代)
高齢者にとって食事の支度が大変なのはなぜ?
①献立や栄養バランスを考えることが大変(脳の衰え)
少しずつ記憶力や判断力が低下しているので
”昨日は魚を食べたから今日はお肉にしよう”とか
”お豆腐の賞味期限が近かったから使わなきゃ”
と言った思考が難しくなります
若い頃は料理上手で評判だったけど
年をとったら何もメニューが思いつかないもんね
②立っていられない・蓋も開かない・器具も重い(身体の衰え)
どんなにテキパキ動いても
食事の支度には30分はかかりますよね
その間ずっと立っているのがしんどいと言う
高齢者の方も少なくありません
調味料の蓋は開かないし
冷蔵庫から野菜を取り出すのも大変
包丁やまな板もすごく重く感じる
腰が痛い日や
通院で疲れた日なんか特に嫌になる
高齢者のお悩み②買い物が大変
スーパーが広くて途中で疲れちゃう
牛乳やお米なんか
重たいから諦めることもよくある
手足の力や体力が衰えているので
買いたい物を探して売り場をグルグル回るのも結構大変
お買い得だから箱で買いたいけど
重くて運べそうにないからやめておこうとか
買い物していたら車を止めた場所が
分からなくなってしまったなんてこともありますよね
でも自分で買い物に行きたい高齢者は多い
週に1〜2回スーパーに行くのが気分転換!
やっぱり自分の目で見て選びたいよね
ネットスーパーやインターネット通販がある時代なので
家にいながら何でも注文できるのですが
買い物がストレス解消という高齢者もいますし
病院と買い物くらいしか外出しないという方もいます
外の空気を吸って刺激にもなるので
様子を見つつもお買い物はやめない方が良さそうですね
高齢者のお悩み③本当は旅行も行きたい
夫の介護があるからどこも行けないけど
ゆっくり温泉旅行なんか憧れる
まだ歩けるうちに
いろんな所に行ってみたいんだけどね
身体の衰えを感じるとともに
『今のうちに行っておきたい!』と感じる高齢者も少なくありません
子育てや仕事がひと段落したら
孫の世話や家族の介護で忙しくなってしまうことも多く
なかなか言い出せないけど
シニアでもちょっと旅行に行きたいと思っているんですよね
高齢者がなかなか旅行に行けないのはなぜ?
- お金に余裕がない
- 介護や孫の世話があるので留守にできない
- 歩行や運転に不安がある
- 記憶力や判断力が弱っているので一人では無理
- 旅行カバンのような重いものは持てない
高齢者のお悩み④健康が不安
高齢だけど一人暮らしが気に入ってるから
誰かの世話にはなりたくない!
若い頃は身体をいたわってこなかったから
年をとってから後悔してる
健康や体力には個人差がありますが
65歳を超えるとやっぱり
体のことが心配になってきますよね
元気で楽しく暮らしたいのはもちろん
『家族に迷惑をかけたくない』
『今の暮らしを維持したい』
ので健康に気を遣う高齢者が多いんです
シニアが健康に自信をなくす理由
- いつもと同じ散歩道で転んでしまった
- 同年代のシニアが入院・手術をした
- 去年できた農作業や運動が辛くなってきた
- 健康診断で引っかかった
- 掃除や洗濯など日常の動作がきつくなってきた
高齢者のお悩み⑤年金生活が苦しい
生活への意識を質問したところ
産経新聞The Sankei Newsより
高齢者世帯で「苦しい」と答えた割合は55・1%に上り
前年から0・9ポイント増加した。
高齢者世帯の半数が年金のみの生活で
55%の人が”生活が苦しい”と感じているのが現状です
高齢者はこんな理由で家計が苦しい
- 毎月の年金額が徐々に減っている
- 自分や配偶者にかかる医療費が増えている
- 子育て中の息子や娘には頼れない
- 高齢なので暖房費や冷房費は削れない
- 退職金や貯蓄を削っているのでいずれ底をつく
- 親族の葬儀や孫の入学など出費のあるイベントが多い
高齢者のお悩み⑥眠れない
朝までぐっすり眠れるなんて
若い人はいいねえ
昼寝すると夜寝れないけど
どうしても昼間眠くなる
年齢とともに体力が落ち、老眼になり、白髪が増えます
厚生労働省 eヘルスネット 高齢者の睡眠より
それと同じように睡眠にも変化が生じます
眠れない・寝つきが悪い・すぐ目が覚める
という高齢者は本当に多いです
体内時計が年齢とともに変化したり睡眠が浅くなるので
若い頃と同じように眠るというのは無理なお願いなんですね
高齢者が眠れなくなる悪循環ライフスタイル
- 昼間あまり運動しないので疲れておらず眠れない
- 夜することがないから早めに布団に入るが眠れない
- 早朝に日光を浴びると体内時計が朝方になり目覚めがもっと早くなる
- 暇だからと言ってお茶やコーヒーをがぶ飲みして眠れない
- 腰や肩が痛くてぐっすり眠れない
- 夜眠れないから昼寝してしまい眠くならない
高齢者のお悩み⑦寂しい
2017年厚生労働省の調査によると
65歳以上のひとり暮らしの高齢者世帯は627万4千世帯
となっています
気ままな一人暮らしが気に入っているという高齢者もいれば
話し相手がいない
自分に何かあった時が不安という
高齢者も少なくありません
孤独な高齢者には危険がいっぱい
- 詐欺や悪徳業者に狙われやすい
- 急な健康悪化に気づかない
- 孤独感は認知症にもよくない
- 孤立すると生きがいを感じなくなる
- 会話が少ないと脳の衰えも加速する
まとめ:シニア共通のお悩みは…
- 食事の支度がおっくう
- 買い物が大変
- 本当は旅行に行きたい
- 健康の不安
- お金が苦しい!
- 眠れない!
- 寂しい…
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