納豆で自由研究しよう!お家学習にぴったりな納豆菌の培養から学べること

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納豆を使って子どもに自由研究をさせようと思うけど
何を調べたら良いかわからない

身近なものでワクワクするような体験学習をさせたい

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冷蔵庫にある最強の菌を見逃す手はない

Q:「納豆菌最強説」を唱える専門家もいると聞きます。事実でしょうか?

A:自然界に存在する発酵菌の中で、
 周囲の環境にいっさい左右されずに生き延びることができる菌
 納豆菌のほかに見当たりませんから
 「最強」に近いと言っていいでしょうね。

Nature and Science 宇宙空間でも平気?納豆菌の強さとは より抜粋


子どもたちは
普段何気なく食べている納豆が
『菌』であることを知っているでしょうか?

その菌が宇宙でも死なない
100度でも死なない

真空でも死なない最強の菌であることを

知っているでしょうか?!


納豆菌について調べて実験し理解が深まる
納豆を見る目がきっと変わるはずです

納豆が好きでも嫌いでも
日本の食卓を支えてきた納豆の驚くべきパワーについて
調べてみるのは楽しいと思いますよ



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まずは納豆菌を取り出して納豆を作ってみよう

自家製納豆の作り方①市販の納豆から菌を取り出して培養する


用意するもの:市販の納豆
       蒸し大豆50g
       タッパー、スプーン、ラップ、
       深めのお茶碗、ぬるま湯大さじ1、保温バック、湯たんぽ

  1. タッパー、スプーン、お茶碗に沸騰したお湯をかけて熱湯消毒しておきます
  2. 市販の納豆のパックから納豆を取り出します
  3. パックにぬるま湯大さじ1を入れヌルヌルを溶かすように混ぜます
  4. このヌルヌル液が取り出した納豆菌で納豆の種になります
  5. タッパーの中に蒸し大豆を入れ4の納豆液を回しかけます
  6. スプーンでよく混ぜてからラップで蓋をし爪楊枝で穴をプツプツ空けます
  7. 保温バッグの中に湯たんぽを入れタッパーを入れて一晩おきます
  8. 翌日表面にうっすら白い膜がはっていたら成功です!
  9. 冷蔵庫で1日おくとアンモニア臭が消えて納豆らしい味わいになります






自家製納豆の作り方②:市販の納豆菌を使う


用意するもの:市販の納豆菌
       蒸し大豆
       タッパー、スプーン、ラップ
       保温バッグ、湯たんぽ


  1. 開始前に使う容器を全て熱湯消毒しておく
  2. 市販の納豆菌を説明書の通りに取り出す(大抵ぬるま湯で薄めます)
  3. タッパーに入れた蒸し大豆の上に回しかける
  4. スプーンでよく混ぜ納豆菌を行き渡らせる
  5. ラップで蓋をし爪楊枝で穴をプツプツ空けます
  6. 保温バッグの中に湯たんぽを入れタッパーを入れて一晩おきます
  7. 翌日表面にうっすら白い膜がはっていたら成功です!
  8. 冷蔵庫で1日おくとアンモニア臭が消えて納豆らしい味わいになります

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納豆の培養に失敗!それが学びのチャンスです!!

納豆の培養に失敗した原因を考えて改善してみよう

納豆の培養にはいくつかポイントがあります

納豆菌の培養に必要な要素を確認し
失敗の原因は何か
改善点は何か考えるのも立派な学習です



納豆菌が活発になる温度は40度前後

少量取り出した納豆菌が
蒸し大豆全体で繁殖しなければ
納豆にはなりません

そのためには40度前後の状態を15〜20時間程度
維持する必要があります


温度が適切だったか
どのように工夫すれば効率よく保温できるか
考えて試してみましょう





納豆菌が活発な温度は他の雑菌も大好きな温度

納豆菌は繁殖のスピードも強さも
他の雑菌には負けないのですが

培養の過程で他の菌が入り込んで一緒に繁殖してしまう
雑巾の匂いのような納豆になります

これは発酵ではなく腐敗に近いので失敗です

他の菌の混入を防ぐための熱湯消毒も大切な工程です


菌の存在は目に見えませんが
失敗を通して無数の菌の存在に気づくことができます







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納豆の歴史も調べてみよう!

「納豆」という文字が登場する日本最古の文献は
平安時代に書かれた『新猿楽記』という書物で
精進料理の一つとして記載されています。

ただ、それがネバネバした糸引き納豆だったかどうかは定かではなく
今でも京都の大徳寺などでつくられている塩辛納豆に近い
大豆発酵食品だったとする説が有力です

Nature and Science 宇宙空間でも平気?納豆菌の強さとは より抜粋


納豆がいつから日本人の食卓に登場するようになったか
明確ではないようですが

納豆の歴史を追いかけていくと平安時代まで行き着きます
おそらく大徳寺の塩辛納豆(寺納豆とも言う)のようなものだと
考えられています

これとほとんど同じものが
中国の調味料『豆豉』トウチです諸説あるようですが
唐の時代の中国に留学した僧侶が持ち帰り
日本の寺で納豆を作り始めたのではと言われています

1,000年前に留学生が持ち帰った納豆が
今自分が食べている納豆につながっていると思うと
平安時代の勉強も楽しくなりそうじゃありませんか?





そもそも納豆菌って何なの??

納豆菌は枯草菌の一種

枯草菌は全国津々浦々どこでも見つかりますし
日本国内のみならず、熱帯地方であっても砂漠地帯であっても
世界中のいたる所に生息しています。

Nature and Science 宇宙空間でも平気?納豆菌の強さとは より抜粋

日本の納豆はわらにくっついている枯草菌によって発酵します

でも枯草菌はいろいろな草に存在しているので
公園の雑草やお庭のハーブからも
納豆が作れる可能性がある
ということです

ハーブで作ったハーブ風味の納豆や
よもぎで作ったよもぎ風味の納豆なんていうのも
作れるかもしれませんよ



納豆菌の発見によりわら納豆からパックへ進化

発見されたのは1905年(明治38年)
農学博士の沢村真(澤村眞)によるものであり
納豆菌としてBacillus natto Sawamura
(バチルス・ナットー・サワムラ)を分離した。

納豆菌 – Wikipedia

明治時代に納豆の研究に取り組んだ研究者の一人が
納豆菌を取り出すことに成功しました

納豆菌を使えばわらでなくても発酵させることが可能になり
衛生的で安定した味の現在の納豆のスタイルになったわけです


抗生物質がない時代はお腹の薬として使われていた

漢方

納豆の抗菌作用
抗生物質が見出される以前は腹痛や下痢の治療に用いられていた事がある

納豆菌 – Wikipediaより抜粋

江戸時代に書かれた本の中にも
納豆の整腸作用解毒効果について書かれていて
当時から納豆は体に良いと知られていたようです

納豆の持つ健康効果については今も研究されています


まとめ

  • お家学習や自由研究に悩んだら納豆がオススメ!
  • まずは自分で納豆を作って納豆菌の存在を実感しよう
  • 失敗した時が探求のチャンス!分析と改善をしてみよう
  • 納豆の歴史を知るともっと面白い
  • 納豆菌は無限の可能性を秘めていて現在も研究が進んでいる


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